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2020年03月

        

コドモクロニクル

category - 出版物
2020/ 03/ 15
                 
コドモクロニクル Ⅰ

林由紀子
『長くて遠い子供の時間』


〈ナショナル・エッセイ・プロジェクト 1〉
コドモクロニクル Ⅰ

以下Amazonの紹介ページより抜粋

本書は子供時代に関するエッセイの書き下ろしコレクションです。
御寄稿いただいたのは以下の二十八名です。

 斎藤真理子 宮内悠介 北原尚彦 Pippo
 桐谷麻ゆき 吉野隆 照子 清水さやか
 遠藤紘史 粕谷知世 佐伯紺 しげる
 今井みどり 舞狂小鬼 夏野雨 川合大祐
 mayumiNightly 三月の水 岩﨑元 須藤岳史
 矢田真麻 らっぱ亭 吉野仁 中川マルカ
 馳平啓樹 下楠昌哉 深緑野分 林由紀子 (掲載順)

 当たりまえのことですが、最初から大人として生まれてきた者はいません。
 ではわれわれはいつ子供でなくなったのでしょう。
いつ大人になったのでしょうか。
大人になった者はいったいどこにいるのでしょう。

 ワーズワースはかつて詩のなかで、子供はその人間の親だという意味のことを述べました。
子供のころの経験、それはたしかに人の方向を決め、あるときは助け、あるときは挫きます。

 本書に集められた歓び、驚異、孤独、不安、恐怖は、多くの人間が共有するものです。
けれども不思議なことにそこにはなぜか明確な個人性もあります。
見事に普遍なものと独自なものが共存しているように見えます。

 おそらくここに集められた優れた文章は読者の心に鮮やかに子供時代を蘇らせます。
濃密なノスタルジーを見ることもできますが、それはある種の錯覚でしょう。
われわれはおそらく子供時代を失ってはいません。
違います。子供時代はつねに心の奥のほうでそのままつづいています。
われわれはみな大きな子供なのです。

 本書はナショナル・エッセイ・プロジェクトシリーズの第一巻です。
叢書名はポール・オースターの出版企画ナショナル・ストーリー・プロジェクトから借用したものです。
 
 400字詰め原稿用紙換算約240枚。

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